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矢幡洋の精神医学と心理学

学術的なことをかみ砕いたり、日常生活にお役に立てる知識まで幅広く扱います。これまで出した本の初期稿(出版されたものより情報量は多いです)や未発表原稿を連載しますので、何かしら新しい記事があります。本ブログは他にあり、読み切り本気記事はタイトル・サブタイトルが「|」の形で更新情報をお伝えします

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性格タイプ 017反社会性 17解説 スリル好き,対象を貶める、義務を煩わしがる

解説 スリル好き,対象を貶める、義務を煩わしがる

 Aの運転ぶりを見ると、反社会性性格者が本当に刺激を欲しがっていることが

よくわかります。しかも、ほどほどの刺激では物足りないのです。ちょっと危険

なぐらいのスリルが伴う刺激でなければ満足できないのです。 

 彼らの行動ぶりの特徴は「向こうみず」ということです。一見すると、良く言

えば彼らの行動ぶりは非常に大胆不敵に見えます。

 彼らは、このような形はずみな行動が特に問題を起こさず、波に乗っていると

きには次から次へと軽はずみな行動を続けて行きます。そのため、彼らの行動ぶ

りは全般に計画性や思慮がなく、せっかちに狩り立てられるように行動している

ように見えます。だが、たとえ波に乗って行動していても、彼らの根底に潜む不

満や復讐心や怒りが伴っているために、その行動にはいら立ちや怒りが伝わって

きて、決して深い満足感や充実感は伝わって来ず、欲求不満や退屈しのぎのため

に次から次へと狩り立てられるように行動しているように見えるのです。もちろ

んチャンスとみればすぐに飛びつくようなところがあるのでそれが快活で元気よ

く調子よく見える場合もありますが。

 B子の目にAがアクティブで精力的な男性に見えたとしても無理なからぬこと

です。しかし、それが本当の活動性というよりも、単にせっかちさ・落ち着かな

さと言った方がいいようなものであることを見抜けなかったのは「恋は盲目」で

した。反社会性性格者は、たしかに大胆・活発に見えますが、どっしりしたとこ

ろがなくどこか落ち着きがないことがよく観察すると見分けがつきます。前の車

がちょっと遅いだけで気を悪くする、というあたりに、いつもイライラしている

根底にある不満感といらだちなどの否定的な感情が横たわっていることが明らか

です。