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矢幡洋の精神医学と心理学

学術的なことをかみ砕いたり、日常生活にお役に立てる知識まで幅広く扱います。これまで出した本の初期稿(出版されたものより情報量は多いです)や未発表原稿を連載しますので、何かしら新しい記事があります。本ブログは他にあり、読み切り本気記事はタイトル・サブタイトルが「|」の形で更新情報をお伝えします

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性格タイプ 004反社会性 04解説その1 刺激を欲しがる、衝動的、略奪に喜びを感じる

解説その1 刺激を欲しがる、衝動的、略奪に喜びを感じる

 Aは、B子に性欲を感じると、すぐに飛びつきました。異性を気に入ったとし

ても、「まず、どんな人かもう少し知ってみよう」と思いそうなものですが、A

にはそんな回り道をとることができませんでした。じっくり時間をかける、とい

うことができないのです。

 AのB子へのアプローチは、「ちょっとおもしろそうだと思うと、すぐに飛び

つく」というように見えます。じつは、「刺激を欲しがる」かそうでないかは、

重要な性格要因であるとされています。「一定以上の刺激を求める人」と「変化

を好まず安定を求める人」という基本的な相違があるのです。そして、反社会性

性格者とは、前者の代表的な存在です。

 彼らは安定を求めません。刺激が欲しいのです。冒険がしてみたいのです。

「自分が、自分の意志で大胆に行動し燃焼している」というような生きている実

感を求める人たちです。

 しかし、誰しも、社会人として生活しようとすれば、ある程度のルーチン化を

受け入れなければなりません。日々同じように数学・通勤し、メールをチェック

し、業務日報を出し、子供のお弁当を作り、同じ様な書類を作成し、寝る前には

忘れ物が無いかどうかをカバンを見てチェックしなければなりません。

 ほとんどの人にとって、人生の日々は毎日が血沸き肉踊るような冒険やロマン

スが待っているわけではありません。日常生活はかなりの部分が定型化された行

動の繰り返しです。しかし、反社会性性格者は人生のこのような責務を受け入れ

ることができないのです。彼らは、すぐに退屈しやすい人たちです。